薬膳を取り入れて体質改善

妊娠を望む方には「冷え」は大敵です。骨盤内が冷えて血行が悪くなると卵巣機能が低下し、月経不順を引き起こすことがあります。また、子宮の血流は着床しやすい子宮内膜を作るためにとても大事です。そのため、より妊娠し易い体を作るためには血行を良くして体質を改善することが重要になります。

冷えへの対策として普段からの適度な運動、入浴、バランスの取れた食事が勧められます。また、冷え体質を改善するには薬膳を取り入れるのが良いといわれています。薬膳とは簡単に言えば「自分の体質に合った食事をし、体調を整えましょう」というものです。漢方では食物を酸、苦、甘、辛、鹹(塩辛い)の5つの味に分け、薬膳ではこの5つを料理に使っています。酸味には甘味を少し入れて消化器を補い、苦みには辛味を少し入れて呼吸器を補い、甘味には塩味を少し入れて腎臓を補い、辛味には酸味を少し入れて肝臓を補い、鹹味には苦味を少し入れて心臓を補う必要があると言われています。また、薬膳には香辛料(スパイス)としてネギ、ニラ、ニンニク、コショウ、山椒、とうがらし、しょうがなどが使われています。冷えを改善するためには上記のような食材をコンスタントに食べると体温が上がってくると言われています。こういった香辛料は漢方や薬膳にも使われており多くの効果があります。辛いものは身体に悪いから摂取しないのではなく、適量を上手に使ってみましょう。摂りすぎるのは身体によくないので注意してください。例えば薬膳鍋やしょうがを使ったスープ、少しスパイスの効いたカレーなどもあります。薬膳に使われている食材を使った料理を作って食事のバランスや食べ方にも気を付けながら食事し、妊娠し易い体を作るために体質改善してみてはいかがでしょうか。

引用:不妊治療 食事と生活改善
https://ure.pia.co.jp/articles/-/36419

京野アートクリニック仙台
メディカルアシスタント 気田

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