第9回妊孕性温存に関する講演会のお知らせ

当院では1年に2回ほど、妊孕性温存に関する講演会を開催しております。
主に医療者の方向けに開催しておりますが、患者様にもご参加いただくことが可能です。
ご参加を希望される方は、以下のメールアドレスまでご連絡をお願いいたします。
hope@ivf-kyono.com
第9回となる今回は、国内外から妊孕性温存の最前線でご活躍されている先生方をお招きして、
2日間にわたり開催させていただくこととなりました。

2004年に世界で初めて卵巣組織凍結融解移植の後、挙児を得たことでご高名なProf. J. Donnez、
人工卵巣などの研究を実践されており、2021年のISFP(International Society for Fertility Preservation)の大会長を務められる
Prof. MM. Dolmansをゲストスピーカーとしてお招きしております。

Prof. J. Donnez、Prof. MM. Dolmansには、卵巣組織凍結における緩慢凍結法とガラス化凍結法の比較やメリット・デメリット、費用、融解卵巣組織移植の実際についてご講演いただく他、MRDや人工卵巣における最新情報、現在の世界的な卵巣組織凍結の最新成績、今後の卵巣凍結の展望など、両日にわたりくまなくお話しいただくことになっております。

詳細のプログラムは以下をご確認くださいませ。

【1日目】 第9回妊孕性温存に関する勉強会プログラム
日時:  2020年3月12日(木)13:45-17:50(受付13:15~)
場所:  TKP品川アネックス ホール1
〒108-0074 東京都港区高輪3-13-1 高輪コート3F

プログラム(仮)
トピック:乳がんなどの婦人科疾患患者の妊孕性温存
座長:山王病院 院長 堤 治先生

13:45-14:00 オリエンテーション(京野アートクリニック高輪 理事長 京野廣一)
14:00-14:30 乳がん患者の妊孕性温存(がん研究会有明病院 乳腺センター 医長 片岡明美先生)
14:30-15:00 遺伝性がん-HBOCと妊孕性温存(長崎大学大学院 医歯薬学総合研究科 腫瘍外科学 助教 松本恵先生)
15:00-15:30 がん拠点病院での婦人科疾患への妊孕性温存の取り組み(がん研究会有明病院 婦人科副部長 金尾祐之先生)
15:30-16:00 妊孕性温存のための卵巣摘出術(川崎幸病院 婦人科 部長 長谷川明俊先生)
16:00-16:10 休憩
16:10-16:50 卵巣組織凍結と卵巣組織バンクについて(緩慢凍結法VS.ガラス化凍結法)(MM.Dolmans先生)
16:50-17:30 融解卵巣組織の移植:その技術と妊娠に繋がる卵巣の機能回復に関して (J.Donnez先生)
17:30-17:50 ディスカッション(Q&A:入院、費用(OTC->融解->移植)、時間(卵巣生検、移植)、 移植成功の鍵)

【2日目】 第9回妊孕性温存に関する勉強会プログラム
日時:  2020年3月13日(金)13:45-17:35(受付13:15~)
場所:  TKP品川アネックス ホール1
〒108-0074 東京都港区高輪3-13-1 高輪コート3F

プログラム(仮)
トピック:小児血液がん患者の妊孕性温存
座長:岩手医科大学 産婦人科学講座 主任教授 馬場 長先生

13:45-14:00 オリエンテーション(京野アートクリニック高輪 理事長 京野廣一)
14:00-14:30 小児がん患者の妊孕性温存(滋賀医科大学医学部 産科学婦人科学講座 准教授 木村文則先生)
14:30-15:00 白血病/悪性リンパ腫患者のための妊孕性温存(京都府立医科大学 小児科学教室 宮地充先生)
15:00-15:30 卵巣摘出と卵巣組織凍結のための病院間の協力(京都大学医学部 婦人科学産科学教室 堀江昭史先生)
15:30-15:45 休憩
15:45-16:25 卵巣組織の悪性残留疾患(MRD)のリスク:どう防ぐのか(MM.Dolmans先生)
16:25-16:50 卵巣組織移植の世界的なデータ: 異所性移植の展望(J.Donnez先生)
16:50-17:15 人工卵巣:我々が目指すところ(MM.Dolmans先生)
17:15-17:35 ディスカッション(Q&A)

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